WooCommerceは、オンライン販売の手段として屈指の柔軟性を誇ります。しかし他のECサイトと同様、WooCommerceはウェブページで商品を見せるために作られたものであり、展示会でバイヤーに洗練されたPDFを手渡したり、卸売の営業メールにラインシートを添付したり、ニュースレターにフリップブックを載せたりするためのものではありません。そのためには、カタログが必要です。

朗報があります。カタログに必要な情報は、すべてあなたのWooCommerceストアの中にすでに揃っているのです。商品名、説明文、価格、SKU、カテゴリー、画像はデータベースに保存済み。本ガイドでは、そのデータをWooCommerceから取り出し、プロ品質の商品カタログに仕上げる方法を紹介します—デザイナーもInDesignも、コードも一切不要です。

WooCommerceストアに商品カタログが必要な理由

ストアフロントは頼れる存在ですが、あらゆる場面をカバーできるわけではありません。カタログは、ウェブサイトが届かない部分を埋めてくれます。

  • 卸売・B2B: バイヤーが求めるのは、卸価格・SKU・バリエーション表が整理されたラインシートであり、小売サイトへのリンクではありません。
  • 展示会・マーケット: その日20社ものベンダーと会ったバイヤーには、すぐ印刷して渡せる、数秒で送れる資料が必要です。
  • メール・営業活動: 「サイトをご覧ください」よりも、厳選されたPDFカタログのほうが成約につながります。受け取った相手に探し回る手間をかけさせません。
  • オフラインでの参照: バイヤーが再入荷を計画したり、チームに選択肢を提示したりする際に使うのは、延々スクロールするカテゴリーページではなくカタログです。
  • ブランドの信頼性: よくデザインされたカタログは、安心して発注できるしっかりした企業であることの証になります。

方法1: WooCommerce商品をCSVエクスポートしてカタログを作成する

これが最速かつ最も確実な方法で、ストアのホスティング環境を問わず使えます。WooCommerceには商品エクスポート機能が標準搭載されているため、プラグインも不要です。

ステップ1: 商品をエクスポートする

WordPress管理画面でWooCommerce → 商品 → すべての商品に進み、上部のエクスポートボタンをクリックします。全商品のエクスポートも、カテゴリーや商品タイプでの絞り込みも可能です。「すべての列をエクスポート」にチェックを入れたまま、CSVをダウンロードしてください。

エクスポートには、カタログに必要なフィールドが含まれています。

WooCommerceの列 カタログでの用途
商品名(Name)商品タイトル
簡単な説明 / 説明商品紹介文
通常価格 / セール価格小売価格・参考価格の表示
SKU卸売の発注時の商品参照
カテゴリーカタログのセクション分け・グループ化
画像商品写真(画像URL)
属性(サイズ、色など)バリエーション表

ステップ2: CSVを整える

WooCommerceのエクスポートは基本的にきれいですが、インポート前に次の点をざっと確認しておくと安心です。

  • 画像: WooCommerceは画像URLを保存しています(カンマ区切りで複数入っている場合も)。各商品につき最低でも先頭のURLを残してください—それがカタログのメイン画像になります。
  • 価格: 価格が通貨記号なしの数値のみ(£49.99ではなく49.99)になっているか確認しましょう。記号を取り除くことで表示フォーマットが揃います。
  • カテゴリー: 商品が複数のカテゴリーに属する場合、通常は最初のカテゴリーを使うと、いちばんきれいなセクション分けになります。
  • 文字コード: ファイルはUTF-8で保存し、日本語や記号の文字化けを防ぎましょう。
  • 空白行: 空の行を削除し、カタログに空の項目ができないようにします。

ステップ3: CSVをカタログ作成ツールにインポートする

CSVをEasyCatalogsにアップロードします。列ヘッダーが自動で読み込まれ、商品名・説明・価格・画像・SKU・カテゴリー・バリエーションといったカタログ項目に割り当て(マッピング)できます。マッピングを一度確認すれば、あとは全商品が自動で流し込まれます。ストア連携もプラグインもリダイレクトも不要。無料アカウントを作成すれば、WooCommerceサイトが自社サーバー上で動いていても、数分でインポートできます。

ステップ4: テンプレートを選んでカスタマイズする

商品グリッド、卸売用ラインシート、ルックブック、詳細ページなど、プロがデザインしたレイアウトから選択します。あとはカラー、フォント、ロゴ、ページ順、1ページあたりの商品数を調整するだけ。ピクセル単位でボックスをドラッグするのではなく、オプションを設定していく感覚です。

ステップ5: PDFまたはフリップブックを生成する

展示会やメール用に印刷可能なPDFを書き出すことも、ページめくり演出とクリック可能なリンクを備えたインタラクティブなフリップブックとしてオンライン公開することもできます。商品が変わったら、WooCommerceから再エクスポートして再インポートし、再生成すれば完了です。

方法2: WooCommerce用のPDFカタログプラグイン

WordPressの管理画面内で、WooCommerceカタログから直接PDFを生成できるプラグインもあります。すべてが1か所で完結する手軽さはありますが、知っておくべきトレードオフがあります。

  • デザインの幅が狭い。 ほとんどのプラグインは、融通の利かないテンプレートが数種類あるだけです。卸売ラインシート、バリエーション表、ルックブックのレイアウトには対応していないことがよくあります。
  • サーバー負荷。 共用のWordPressホスティングで大きなPDFを生成すると、タイムアウトしたり、サイト全体が遅くなったりすることがあります。
  • プラグインの肥大化と競合。 プラグインが1つ増えれば、アップデートやセキュリティ対策、テーマと競合したときのデバッグ対象も1つ増えます。

社内用の簡易PDFならプラグインでも十分です。しかし、実際にバイヤーに送る顧客向けのカタログには、見た目を細部までコントロールできる専用ツールのほうがはるかに適しています。

方法3: 手作業でデザインする(Canva、InDesign)

デザインツールを開いて手作業でカタログを作ることも、もちろん可能です。商品が15点未満なら現実的でしょう。しかしそれを超えると、商品名を1つずつ入力し、画像をアップロードし、価格をコピーする作業は非現実的になります。しかも価格が変わるたびに、デザインファイルを開いて該当商品を探し出し、修正しなければなりません。データ駆動型のカタログは、まさにこの問題を避けるために存在します。

WooCommerceカタログに入れるべき要素

  • 表紙 — ブランド名、コレクション名、シーズンや日付を記載。
  • 商品カテゴリー別のセクション — WooCommerceのカテゴリーは、そのままカタログの章立てに使えます。
  • 明確な価格表示。 小売価格、卸売価格、またはその両方を表示。専用ツールなら、カタログの種類ごとに適切な価格を出し分けられます。
  • バリエーション表 — サイズ・色・素材などの属性から自動生成。
  • SKU — 各商品に併記すれば、バイヤーは迷わず発注できます。
  • 裏表紙 — 連絡先、取引条件、最低注文数量を記載。

Shopifyは必要? いいえ、不要です

「カタログ作成ツールはShopify専用」という誤解をよく耳にしますが、そんなことはありません。EasyCatalogsは普通のCSVやExcelファイルを読み込めるため、WooCommerceでも、BigCommerceでも、Squarespaceでも、Etsyでも、卸売価格表でも、手作業で管理しているスプレッドシートでも使えます。Shopifyストアならワンクリックの自動インポート、それ以外はCSVエクスポート経由で、まったく同じ完成カタログにたどり着きます。始めるのにオンラインストアすら必要ありません—無料アカウントがあれば十分です。

WooCommerceから完成カタログまで、ひと作業で

エクスポート、整理、インポート、テンプレート選択、生成—この一連の流れは、初回でも半日、以降の更新なら数分で終わります。販売はこれまでどおりWooCommerceに任せ、オンライン販売ではカバーできない領域—卸売、展示会、印刷物、営業活動—には、プロ品質のカタログを活用しましょう。

WooCommerceの商品をプロ品質のカタログに

商品をエクスポートし、CSVをインポートしてテンプレートを選ぶだけで、印刷用PDFやインタラクティブなフリップブックを生成できます。ストア連携もデザイナーも不要です。

無料で始める — ストア不要